ラスタ編集ライブラリでは、ラスタベクタ変換のアルゴリズム
をベースにしています。
ラスタ編集ライブラリ固有のアルゴリズムとしては
- 高速ラベリングアルゴリズム
高速ラベリングアルゴリズムは、OCRでも使われているもので、モノクロラスタ画像から図形を抽出、ラベル
付けします。当社のラべリング処理は一般的に使われているものの10倍以上の高速処理を行います。
4096×4096ピクセル
1024のブロブ(ラベル対象の連結領域)画像
Core i3 2.13GHxで測定
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OpenCVのラべリング×1000回 |
134秒 |
当社のライブラリngkocr4.dllのラべリング×1000回 |
12秒 |
交差点で交差する線図形は、線ごとに別のラベル図形として抽出されています。交点のラスタは
交差する線分ラベル図形によって共有されているため、図形消去や移動によっても交点の下のラスタが消える
ことはありません。
- Bresenham法
任意のサイズ・形状のペンやブラシによって、線、長方形、円弧、楕円弧を描画するときに、Bresenhamアル
ゴリズムを使っています。
- スキャンラインコンバージョン
初期化時や描画時などあやゆる局面で多角形内部を塗りつぶすためにスキャンラインコンバージョンという
アルゴリズムを使っています。
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